ひとり旅女性へホテルをアピールする7つのヒント
by Hiroko

毎年、国際女性の日は世界的な盛り上がりを見せています。女性のエンパワーメントが謳われる中、世界中のホテル経営者は「一人旅をする女性」という、とても重要なセグメントに目を向けるべきです。

ひとりで気楽に過ごす、旅先での体験を重視した旅行、などの新たに成長している層に注目することは、ホテル経営者にとって大きな資産となるだけでなく、新たな収益源を生み出すことにも繋がります。

女性のエンパワーメントが進むにつれ、一人旅を楽しむ女性も増えています。一人旅女性というセグメントを見てみましょう。
ひとり旅を楽しむ女性へ自社ホテルをアピールしましょう

“女性に優しい “はそのような視点における戦略の一つであり、現在ホスピタリティ業界で大きな成長を遂げています。

女性は、出張の半分を占め、世帯の購買決定の85%を担当しており、より多くの女性旅行者が一人部屋を希望しています。このように、女性に焦点を当てたホスピタリティの増加傾向を利用できれば、ホテルにとっては絶好のチャンスです。これは花を飾る、キャンドルの香りをつける、という古い固定観念ではなく、問題に対する実用的な解決策を提案することを意味しています。

この記事では、あなたのホテルが女性のお客様を惹きつけ、リピーターになってもらうための方法をご紹介します。

女性に優しいホテルになる方法

7つのヒントを活用してあなたのホテルも女性にフレンドリーなホテルマネジメントを行い、女性のお客様へアピールしていきましょう。

1. 夜間の空港ピックアップを提供する

女性のお客様は、長いフライトの後に右も左もわからない場所で不安に駆られています。そんな時、夜間に空港からホテルへ直接送迎を行うことでお客様に安心感を与えることができます。この空港ピックアップは、ホスピタリティの観点から非常に有効です。

2. 女性に特化した高品質の美容液などアメニティを部屋に用意する

多くのホテルでは、ほとんど差がでないような汎用のバスルーム用品を提供していますが、女性のために特別な高品質の石鹸、シャンプー、クリームなどのアメニティを提供することで、競合他社よりも優位に立つことができます。このような些細な配慮、ホテルのオンライン上のレビューを4つ星から5つ星に変えます。また来たいとリピーターを獲得していくにも有用です。

また、年齢層別に異なるタイプの製品を提供したり、自然に優しい製品を採用することも重要です。例えば、環境に配慮した製品を提供することにより、ホテルのブランドイメージ向上にも役立ちます。

自然派化粧品や環境にやさしいアメニティーを用意することで女性客にアピールできるとともにホテルのブランディングにもつながる
自然派化粧品などのアメニティを活用しホテルサービスの差別化を行う

3. 違いを生み出す優れた特典を提供する

多くの女性は、縮毛矯正、カーラー、ドライヤーなどを使用しています。他にもアイロン、エクササイズマット、メイクアップ、マニキュアなど、女性に好まれるアイテムは沢山あります。このような「女性目線で必要なもの」を事前に用意しておくことが重要です。また、コーヒーや雑誌なども多くの種類があるため、お客様の雰囲気や年代にあわせて、彼女達の潜在的なリラクゼーションニーズをイメージすることで、リピート率は向上していきます。

4. お金をかけずに贅沢な気分を演出する

女性のお客様にむけて、ちょっとした工夫を凝らすことで満足感を引き上げることができます。例えば、快適なバスローブやタオル、心地よいアロマ、クローゼットの広さ、美化効果のある鏡とナイトテーブル、モダンでスタイリッシュな寝具、シーツや羽毛布団、などが挙げられます。これらのツールを利用することで、「贅沢な時間を過ごしている」と感じてもらうことができます。設備投資をしなくとも少しの工夫で満足感を上げていきましょう。

5. 細部にまで気を配るスタッフを育成する

意識の高いスタッフは細かいところにまで気を配ります。お客様のニーズに気を配り、最高のサービスを提供するために慎重に行動します。

例えば、女性は男性よりも睡眠に関してデリケートなため、騒がしそうな別のお客様からは離れた部屋に配置したり、1階や廊下の端を避けたり、といった気配りがホテル側には求められます。

それ以外にも、ヴィーガンやグルテンフリーのオプションを含めるなど、食物アレルギーや好みに注意を払うことは、女性目線での好感度アップに直結します。

6. 女性向けの現地おすすめスポットに詳しいスタッフを雇う

女性のお客様は、ホテル周辺のアクティビティやエンターテイメントなどのお勧め情報を知りたがるケースが多いです。そのため、お役立ち情報としてウェブサイトに掲載をしたり、スタッフが積極的にお客様に話しかけて、情報を教えてあげるように心がけましょう。

また、女性ひとりで楽しめるコースやグループの観光プランを企画・販売したり、地元企業と提携したりすることで、他の方法でも雪だるま式にビジネスを生み出せる可能性を秘めています。

女性向けにローカルな体験をガイドしたり、観光プランを準備する
女性ひとりで楽しめる観光コースやプランの準備

7. 24時間セキュリティ対策の実施

女性のお客様が安心してホテル滞在するためには、一連のセキュリティ対策が必要です。中でも24時間有人のフロントデスクは非常に重要です。さらに安心感を高めるために、WhatsAppなど他の通信手段を提供することもできますが、シフト中の従業員は、常に客室から電話で連絡が取れるようにしておきましょう。

その他の対策としては、部屋のドアの二重ロック、メインエントランスの暗証番号コード、部屋のアラームなどがあります。

まとめ:女性に優しいホテルとしての道を歩みはじめる

女性のお客様にとって、ホテルが快適で安全な空間にすることは必須です。でも、決まり文句や古典的な考えに縛られないように注意してください。女性に優しいホテルづくりは、実際に女性の意見を取り入れながら方向性を固めていくのが理想的です。

ホテルの経営陣に女性がいない場合は、外部のコンサルタントや専門家への依頼も検討してみましょう。ホテルの中だけでなく、外の世界にまで足を踏み出して、真剣にホテルの経営戦略を検討していく必要があります。

また、ホテルの女性従業員に頼ってみるのもお勧めです。彼女たちは既にホテルのことをよく知っています。特に接客スタッフは、お客様のニーズや不満を理解している可能性が高いです。このように、女性に優しいホテルづくりのために女性に意見を聞くのはもちろん、会社全体の意思決定に対して、従業員の声を反映していくことが非常に重要であると言えます。

*この記事は、Xotels.comのThijs de Boer氏の協力をもとにWASIMILが翻訳・編集を行ったものです。
オリジナル記事:Female-Friendly Hospitality: How to Make Your Hotel Appeal to Women