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【2022年】ホテル業界が注目すべき旅行・観光トレンドTOP10

【2022年】ホテル業界が注目すべき旅行・観光トレンドTOP10

Booking.comが発表した「2022年の旅行に関する調査」によると、コロナ禍のために旅行できなかった時間を取り戻したいと考える旅行者が、昨年の28%から51%に増加。
さらに、73%の旅行者が「予算さえ許せばどんな休暇にでも出かけたい」と回答していることからも、ホテルの需要回復の兆しがうかがえます。

では、2022年のホテル業界は、どのような動向を見せるのでしょうか?

今回は、大手OTAやホテルグループが発表したレポートや予測をもとに、ホテル業界が注目すべき2022年の旅行トレンド10選をご紹介していきます。

1.ホテル業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速

ホテルが注目すべき旅行トレンドの1つめは、ホテル業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の加速です。

コロナ禍で需要が高まった非対面・非接触型サービスは、短期的なトレンドではなく、ニューノーマルとして定着することが予想されます。
特に、オンラインショッピングが当たり前になった若い世代では、旅行の際にも、情報収集からホテルのチェックアウトまで、スマートフォンですべて完結できる手軽さが期待されているといえるでしょう。

このような顧客ニーズに応えるために、ホテルの自社ウェブサイトや予約システムにレスポンシブデザインを採用するのは言うまでもありません。
さらにこれからは、下記のようなDXを取り入れて、宿泊体験を向上させるホテル・旅館が増えていくでしょう。

また、オペレーションにおいても、自動化による業務効率化が進んでいます。
2022年にホテルの需要が回復しても、しばらくはウィズコロナの時代が続くでしょう。
ホテル業界のさらなる人手不足を解消するためにも、PMSやCRM、レベニューマネジメントツールなどを活用して、できるだけ業務を自動化していくこと急務となります。

ホテル業界におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)

2.パーソナライゼーションの重要性が高まる

ホテルが注目すべき旅行トレンドの2つめは、マーケティングやサービスにおけるパーソナライゼーションが、今まで以上に重要視されるようになることです。

キャンペーンメールの挨拶にお客様の名前を差し入れるといった手法は、すでに多くの企業が実践しています。
消費者はパーソナライズされることに慣れているので、ありきたりなパーソナライゼーションでは、彼らの心を捉えることはできません。

これからは、顧客情報や過去の購入履歴など、CRMをフル活用して、より細かなセグメンテーションを行うことが必要不可欠です。
もし、あなたのホテルでロイヤルティプログラムを運用しているのであれば、特典もパーソナライズすることをおすすめします。

3.宿泊客のワークスタイルの変化

ホテルが注目すべき旅行トレンドの3つめは、顧客のワークスタイルの変化です。

Enterprise Technology Research社の調査によると、2021年にはテレワークを標準的な勤務形態する人の割合が世界中で2倍に増加。
日本国内でも、テレワークを導入する企業が増えたことで、ホテルをオフィス代わりに利用する日帰りプランやワーケーションといった、ホテルにとって新たなターゲット層が生まれました。
ワーケーションに関しては、観光庁が2021年3月に発表した「新たな旅のスタイル」に関する実態調査報告書でも、認知度は約8割と高く、ワーケーションに対して前向きな姿勢を示す企業も多いことがわかっています。

今後は、リフレッシュ目的だけでなく、仕事場としてホテルを利用する客層に向けた宿泊プランの需要が高まっていくでしょう。
その際に、高速WiFi、コンセントなどの設備や充電器の貸し出しなど、快適に仕事ができる環境が整っていることが重要になります。

アコモデーションワークプレイスプラン

4.サステナブルツーリズムが浸透

ホテルが注目すべき旅行トレンドの4つめは、サステナブルツーリズム(持続可能な観光)の浸透です。

近年、高まりを見せているサステナビリティへの関心は、まだまだ留まるところを知りません。

下記の例のような、ちょっとした配慮をするだけでも、サステナブルな宿泊先を求めている顧客層への大きなアピールになるかもしれません。
あなたのホテルで、取り入れられる施策がないか検討してみましょう。

  • 食品ロスの削減
  • 使い捨てプラスチック製のアメニティの廃止
  • スマートチェックインによる紙資源の消費削減
  • 環境に配慮した交通手段(自転車の貸し出しなど)
  • 地元の食材を使った食事
  • ヴィーガン向けのメニュー

中小規模ホテル・旅館で、気軽に取り入れられるサステナブルな集客アイディアについて、こちらの記事で紹介しています

5.旅行にかける予算は比較的に高め

ホテルが注目すべき旅行トレンドの5つめは、比較的に予算に余裕のある旅行者が多いことです。

ここ2年間、旅行自粛モードが続いていました。
そのため、普段より少し予算がかかっても、理想の休暇を楽しみたい、という感情は容易に想像できますよね。
実際にエクスペディアによる「2022年の旅行トレンドに関する国際意識調査」では、米国人旅行者の40%が、自分へのご褒美として、今後1年間で豪華な体験や客室のアップグレード、死ぬまでに行きたい目的地を訪れるためにお金を使いたいと回答しています。

つまり、アップセル・クロスセルの成功率が高くなるということです。

その際に、CRMで顧客情報や過去の購買履歴を分析することで、より効果的なアップセル・クロスセルが可能になります。

アップセル・クロスセルでホテルの収益を上げる方法については、こちらの記事をどうぞ

6.旅先での新たな出会いを期待

ホテルが注目すべき旅行トレンドの6つめは、旅行者が旅先での新たな出会いを楽しみにしていることです。

オンライン会議に、Zoom飲み会。同僚や友達と顔を合わせる機会がめっきり減ったという方も少なくないでしょう。新たな出会いとなれば、なおさらのことです。

そこで、コロナ対策に気を配りつつ、ほかの旅行者と交流が持てる機会をホテルで提供してみてはいかがでしょうか?
一例として、ホテルの庭を利用したビアガーデン、宿泊者向けのイベント開催、居心地の良いロビーやコワーキングスペースの設置などが考えられます。
また、地域ビジネスと提携して、宿泊客と地元の人々との交流を促進するのもおすすめです。

集客戦略によるブッキングの拡大

7.マイクロツーリズム

ホテルが注目すべき旅行トレンドの7つめは、マイクロツーリズムです。

提唱者の星野リゾートの代表・星野佳路氏によると、マイクロツーリズムとは、「自宅からおよそ1時間圏内の地元や近隣への短距離観光」を意味します。
三密を避けながら、近場でリフレッシュするという点では、コロナ禍で注目されたステイケーションと似た観光スタイルといるでしょう。

しかし、マイクロツーリズムは、地元地域の特性を活かした体験型アクティビティなど、地域との結びつきが強いのが特徴です。
そのため、地方の中小規模ホテルの需要が高まることも期待されます。

8.ウェルネスツーリズム

ホテルが注目すべき旅行トレンドの8つめは、ウェルネスツーリズムです。

ウェルネスツーリズムのトレンド自体は、新しいものではありません。
しかしコロナ禍をきっかけに、自律神経や免疫力を高めたり、メンタルヘルスをケアすることへの重要性が見直されるようになりました。

海外での人気も高いため、温泉やサウナなどの施設を持つ中小規模ホテル・旅館は、ウェルネスツーリズムをインバウンド集客に活用するのも有効です。

9.ビジネス・少人数でのイベント需要が復活

ホテルが注目すべき旅行トレンドの9つめは、少人数でのビジネス・イベント需要の復活です。

ビジネス出張が完全に復活するまでには、まだ時間がかかると思われますが、最近は、Web会議疲れを懸念する声を耳にする機会が増えてきました。
そのため、今後、ワクチン接種が進むにつれ、対面ミーティングやパーティーなどのイベントが、少しずつ再開されることが予測されます。

しかし、安全への配慮から、少人数でローカルが主流になるため、有料の広告キャンペーンを利用する際は、半径指定でターゲット地域を絞ることを検討しましょう。

プチホテルグループ

10.ペット連れの宿泊客へのプラスαサービス

ホテルが注目すべき旅行トレンドTOP10の最後は、ペット同伴可能な宿泊施設の需要増加です。

コロナ禍のペットブームもあり、犬や猫と一緒に宿泊できることを優先条件として、ホテルを選ぶ旅行者が増えています。
Booking.comの絞り込み検索でも、「ペット同伴可」の使用数が高まっているとのことです。

さらに、ヒルトンが発表した最新のグローバル・トレンド・レポート「2022年の旅行者:ヒルトンによる最新の傾向と旅行者についての再定義」では、ペットのためのアメニティについても触れています。
これは、ペット連れの宿泊客が、そうでない宿泊客と比べて、より多くの荷物を持って旅行する事実に着想を得たものです。

このように、ペット同伴可能な宿泊プランを提供するだけでなく、飼い主やペットが快適に過ごせるためのプラスαサービスで、競合との差別化を図りましょう。

ホテルシステムを活用して旅行者のトレンドに対応

ホテルが収益を上げていくためには、旅行者のトレンドを知るだけでは不十分です。
どの顧客がどのようなトレンドに当てはまるのか、データをもとに分析しましょう。
そして、そのために必要不可欠なのがCRMです。

WASIMILのCRMで顧客体験をハイパーパーソナライズ

ホテルシステムWASIMILのCRMは、年齢、性別、都道府県、旅行の目的などの顧客情報を収集、効果的にセグメント化するツールです。
このデータを活用すれば、すでにパーソナライズされることに慣れた現代の顧客へ、より関連性の高いキャンペーンでアプローチすることができます。

例えば、サステナビリティへの意識が高いとされるミレニアル世代の女性には、地元の農家と提携した農業体験や、ハーブティーのワークショップ付きプラン。誕生月のお客様には、ちょっと贅沢なスイートルームプランなど。
CRMで分析した顧客像と、旅行者のトレンドを組み合わせることで、効果的な集客戦略が立てられます。

CRMを活用して架空の顧客像(ペルソナ)を作成する方法については、こちらの記事で詳しく解説しています

2022年はホテルに変化が求められる年

今回は、2022年のホテル業界におけるトレンドについてお伝えしてきました。

パンデミックにより、人々の価値観やライフスタイルは大きく変化し、それに伴い、ホテルに求められるものもや、ホテルのあり方も急速に変わってきています。

ホテルは、顧客のニーズにいち早く気づき、対応していかなければなりません。
そのためには、CRMなどのテクノロジーを最大限に活用して、顧客を知ることが一番の近道といえるでしょう。